地獄のオルフェ

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TaktOp(タクトオーパス)に登場するキャラクター「」について。

基本情報

楽曲
「」
声優
三石琴乃(みついし ことの)
フレーバーテキスト
オッフェンバック作曲のオペレッタ『』を宿したムジカート。

元ネタ

とは

は、1858年10月にパリの劇場ブフ・パリジャン座で初演されたオッフェンバック作曲のコメディ調オペラ。1914年の邦題「天国と地獄」でも呼ばれ、特に序曲第3部がその名で知られる。

運動会の曲

という名前を聞いたことがなくても、この曲は誰しもが知っているはずである。なにしろ日本の運動会で流れる曲なのだから。

が完成するまで

1855年7月、ドイツの作曲家オッフェンバックはパリの見世物小屋を買い取り、劇場「ブフ・パリジャン座」としてオープンした。オープンの日に上演した「二人の盲人」はさっそくヒットした。この作品の評判はパリの宮殿まで及び、オッフェンバックは皇帝ナポレオン3世や皇帝の異父弟シャルル・ド・モルニーと謁見することもできた。多くの観客に対し、劇場が手狭だったため、劇場をモンシニー通りに移し順風満帆の出だしとなった。しかし、金に糸目をつけず舞台を作る経営方針があだとなり、慢性的な赤字となった。「クロックフェール 最後の遍歴騎士」や「市場の女達」などはいずれも成功したが、劇場の赤字が解消されることはなく、ますます膨れていった。そこでオッフェンバックは手っ取り早く金を稼ぐため流行に乗ることにした。題材は当時リバイバルブームが起きていた「オルフェオとエウリディーチェ」。このギリシア神話の悲劇をもとに作った長編作品が「」である。は1858年の初演以降、大成功を収めた。1874年には歌手のほかに120人の合唱、60人の楽団員、68人のダンサーを雇い、グランドオペラ並みの上演をした。

あらすじ

第1幕

時は神話の時代、琴弾きのオルフェは妻のウーリディスとともに音楽院で院長を務めていた。オルフェは妻に浮気相手がいることを知ると、浮気相手が毒蛇にかまれるように罠を仕掛けた。実際に、毒蛇にかまれたのは妻ウーリディスだったが、浮気相手は地獄の大王プリュトンだったため、妻は二人で地獄に行けると大喜びした。オルフェも妻に愛想をつかしており、これで自由を謳歌できると喜んだ。しかし、世間はオルフェに妻を取り返してこいと主張する。オルフェは神々の王の前で、嫌々ながら妻を返してほしいと頼み、神々とともに地獄へ降りた。

第2幕

地獄でウーリディスは退屈していた。なぜなら、地獄の大王プリュトンは女たらしと噂の神々の王に彼女をとられないよう、彼女を部屋に閉じ込めて監禁していたからだ。地獄に着いた神々の王はハエの姿となってウーリディスの部屋に侵入する。ウーリディスは退屈していたため、ハエの言葉に従い脱出した。神々の王はあわよくば彼女を物にしようと企んでいたため、途中で合流したオルフェに「現世につくまでは決して妻ウーリディスのことを振り返って見てはならない。約束を守れば二人一緒に現世へ帰してやる」と条件を出した。オルフェはうなづいた。妻を愛する夫なら必ず振り返ると思っていたが、オルフェはなかなか振り返らない。しびれをきらした神々の王は雷をオルフェの背後に落とし、何事かとびっくりしたオルフェが振り返ると、約束を破った罰として神々の王はウーリディスを天に連れていった。

原曲

7分15秒後から聞けば「ああこの曲か」と思うだろう。

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